ネクタイのディテールDetails of necktie【ネクタイについて】
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■ ネクタイの呼称
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❶ ノット
❷ ディンプル
❸ ループ
❹ バー・タック(かんぬき留め)
❺ ハンド・スリップ・ステッチ(たるみ糸)
❻ 大剣(エプロン)
❼ 中継ぎ(ダイヤゴナル・シーム)
❽ シェル
❾ 小剣(チップ)
❿ 裏地(チッピング)
⓫ ヘリ縫い(ハンド・ロールド・ヘム)
※スリップ・ステッチ
大剣または小剣の裏に見える輪状の糸。たるみ糸はネクタイの裏側を縫い合わせた糸の余り部分にあたり、ハンドメイドのネクタイのみに見られる。 縫い糸の先端に余裕を持たせる事により、自然な伸縮性を与えることができ、縫い目が緩んだり、全体が型崩れ起こしたりした時に、この糸を引っ張って直すこともできる。
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■ ネクタイの生地取り
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ネクタイの柄は斜めになっているモノがほとんどである。その要因は一枚の生地をバイヤス(斜め)に3枚はぎ取り、それを縫製し、裏地と芯地を縫い合わせて作られるからである。生地を斜めに取るのにはパーツを無駄なく切り出せる事と、結びやすく解きやすい。さらに生地が捻られても戻りやすいからである。